11/11/2011

【Vol.1 Logical Thinking - 1】


※まずはじめに、先日MBA-Basicについての記事を二度程書いていましたが、書くのが大変なため辞めることにしました。そこで代わりに、より多くのビジネスパーソンの方々に向けてのスキルアップための土台作りの足しになるような記事を、シリーズにしてお送りしていきます。


【Vol.1 Logical Thinking-1】

近年グローバル化が一層進み、海外とのビジネスが一般化するにつれて、ロジカルシンキング(論理的思考)というものが必要不可欠であり、多くのビジネスパーソンのビジネススキルの基礎となっています。そこで、ロジカルシンキングについて今日は書いてみます。


ロジカルシンキングは大きく分けると、以下の3つに分けることができます。

①論理展開
②因果関係の把握
③構造的アプローチ

今回は「論理展開」について見てみます。「論理展開」は更に細かく分けると、以下の2つに分けることができます。

①演繹法
②帰納法


<演繹法>
演繹法は別名三段論法と言われています。2つの情報を関連付け、そこから結論を導き出す方法です。

ex)
・メリットがデメリットを上回る場合、企画を実行する。(一般論)
・プランAはメリットがデメリットを十分に上回る。
⇒プランAを企画として実行する。(結論)


<帰納法>
帰納法は、観察されるいくつかの事象の共通点に着目し、狭い個々の事例から広いルールや結論を導き出すというものです。

ex)
・東京では、選挙の議席の多くが自民党で民主党はわずかだった、(観察事項1)
・大阪では、自民党が全ての議席を独占した。(観察事項2)
・東北では、民主党が多数の県が複数ある。(観察事項3)
⇒主要都市では自民党が強く、地方都市では民主党支持の強い県がある。(一般論)


これら2つの論理展開をビジネスシーンでうまく使い分けることが出来れば、合理性に適ったビジネスを進めることができます。例えば、新規に事業を立ち上げる場合、そのまま突き進むべきかやめておくべきか、或いはまた別のビジネスを企画しすすめていくか・・・


また、企画をプレゼンする時や円滑な人間関係の構築を図る時、なかなか提案する商品の良さを理解してもらえない客とのコミュニケーションの際にも非常に有効です。何かを説明する時や相手を説得する時には、こういった考え方をすることで、論理的に話を進めることができます。



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