1/30/2012

起業における資金調達



【創業段階はEquity】

創業段階での資金調達はEquity(株式)による調達方法がメインです。逆に言えば、Debt(融資)での調達にはあまり期待が持てないということです。


現実問題として、創業段階で融資をしてくれるのは政策金融公庫くらいで、メガバンク等の銀行は、基本的に融資をしてくれません。創業時での銀行からの融資に関しては、特別な人脈や過去に大きな実績があれば話は別ですが、多くの場合、3期分の決算書類と剰余金があることが前提となりため、借入が困難なのです。


その他に、VC(ベンチャーキャピタル)の存在があります。彼らから資金調達するという方法もあります。感覚としては、同じ事業計画書を銀行とVCの双方に提示した時、銀行は、「もっと安定的な成長はできないのか」という考えで、VCは、「もっと成長する材料はないのか」といった考え方です。


したがって、事業計画書を作成する時は、資金調達先に応じて作り分け剃る必要があります。


余談ですが、日本のVCは米国のVC程アクティブではありません。多くのVCは銀行系や政府系、もしくは間接金融出身の方が多いからです。元々リスクテイクするような柄ではない組織出身の人がアクティブにベンチャー投資するかどうかが疑問というわけです。


ということは、起業をした際の1st round でのファイナンスは、Equityがメインとなり、経営陣の課題は、事業、収益スキームをしっかり構築することです。資金繰りが最も厳しいのは最初の段階だと言えます。



【Risk Money】

VCにポイントを置いて話をすると、リスクマネーは健在しているのではないかと、僕は思います。ここ数年、VCの投資案件数や投資金額は減少傾向にありますが、投資意欲が落ちているかと言われると、そうでもないようです。多方面の方々から話を聞くと、リスクマネーは健在で、良い投資先を探している状態であるようです。



【企業からの資金調達】

企業から資金調達する方法もあります。資金調達先は、銀行、政策金融公庫、VC、個人投資家だけではありません。色々な話を聞いていると、現在、企業の新規事業の担当者はネタを探していることが多いようです。


もし、企業から資金調達をしたい場合は、Equityでの出資だけを考えるよりも、企業と取引スキームを作ることが望ましいと言えます。どういうことかというと、自社とアライアンス候補先である企業の双方にお金が落ちるようなスキームを作るということです。俗に言う「win-winの関係」になるような形を考えるということです。


総合商社は別として、企業には「金はあるが、何をすればいい分からない。」だとか、「金の使い道に迷っている。」といったケースが多いようです。そんな企業から資金調達をするのも、一つの方法だと言えます。


今回は、起業の際の資金調達について少し触れてみました。資金調達は、資金調達先、資金調達方法をうまく使い分けていくことが重要です。とは言え、事業計画等がしっかりしていることが前提ですが。


そんな筆者も、ちょうどこれから新規事業に向けて資金調達をするところなので、頑張ろうと思います。



1/22/2012

リゾート空間紹介②

1〜10位までを前の記事にて紹介しました。今回は、11〜20位です。


11. First Crescent Stunning Vacation House in South Africa


12. Ultimate Retreat Destination- Ayada Maldives Resort


13. Taj Exotica Resort and Spa Maldives


14. Amangiri Luxury Resort Hotel


15. Luxury Residence in Hawaii by Arri Lecron Architects


16. Astarte Boutique Hotel


17. Villa Chi in Cape Sienna Resort


18. Villa Mayana in Costa Rica


19. Godswindow Residence in South Africa by Gass Architecture Design Studio


20. Mwanzoleo Luxury Residence in Cape Town by SAOTA and Antoni Associates

いかがでしたか。世界中にはいろいろなリゾート空間が存在します。最近は、円高により海外旅行へのハードルが一段と下がっていることもあるので、これを機会に是非、訪れてみてはいかがでしょうか。








リゾート空間紹介①




仕事をしていると、ふと快適なリゾート地へ行って、のんびり過ごしたくなります。今回は、リゾート空間の紹介です。Home DSGN'sというサイトで2011年に紹介して好評だったらリゾート空間のランキングです。ランキングは20位まであるので、1〜10位、11〜20位で分けて記事にアップします。

※写真が多いので、少し重くなるかもしれません。



1.Villa Amanzi- a Sumptuous House on the Rocks


2. Como Shambhala Resort in Bali


3. Anantara Kihavah Vilas in Maldices by Anantara Resorts


4. Cocoa Island Resort in Maldives


5. Casa kimball- a Stunning Private Retreat in the Caribbean


6. Jewel of Maui Residence in Hawaii


7. Ubud Hanging Gardens in Bali


8. Alila Vilas Uluwatu by WOHA architects


9. Vila Vals by SeARCH and CMA


10. Wila Arrighi, a Luxury Converted Farmhouse in Umbria, Italy


1/20/2012

円高、M&A



最近は忙しくて、ブログを更新するのを忘れていました。今回は、円高とM&Aについてつぶやき程度に更新します。



日系企業のM&Aに勢いがあるとともに、国内外の金融機関のディール獲得競争が激化しています。

以下が、昨年2011年のM&A助言ランキングです。


                         出典:トムソン・ロイター


昨年のM&A助言ランキングでは、野村證券が5年連続で首位であったものの、2位のGoldman Sachsが迫ってきています。M&A助言ランキングを見ると、外資系が半数を占めています。円高を背景に、日系企業の海外企業買収件数が増加し、海外の拠点網や情報収集力がに強みのある外資系の優位性が高まったと言えます。


円高といえば、輸出産業にとっては非常に辛い時期かもしれません。しかし、輸出産業以外ではポジティブに捉えることができます。今、日系企業はかさ上げされた円の価値を充分に活かし、外国企業を買収し、海外で多くの利益を上げ、その富を日本国内に持ち帰る事ができます。貿易収支は赤字になりますが、経常収支で黒字を膨らますことで、豊かになります。


日本の大手商社は積極的に海外の資源権益や穀物を買い集め、これまで世界のマーケットを占めてきた欧米の巨大企業と互角にわたり合っています。このような企業がいくつもある国は、世界中どこを見ても日本だけではないでしょうか。メーカー等も、今このタイミングで外国の同業を買収し、一気に日系企業の世界シェアを獲得するチャンスだと言えます。金融業界も、相場の低迷を嘆くのではなく、今このタイミングで日系企業による外国企業の買収案件を積極的に持ちかけ、巨額の手数料を稼ぐチャンスです。


現状を悲観的に見るのではなく、ポジティブに見ることで多くのチャンスが転がっています。


これを機に、日系企業の底力を見せて欲しいものです。





1/01/2012

謹賀新年





明けましておめでとうございます。


昨年は、東日本大震災や欧州危機等様々な出来事が起こり、荒れた一年でした。


筆者自身も独立後、自身の会社が幸いにも忙しく、また新たな企画の進行により、年末はブログの更新が途絶えてしまいました。


今年は時間管理をもっとうまく行い、定期的にブログの更新、ビジネスを行なっていきます。


今年一年、読者の皆様が素敵な一年になりますよう、願っております。


それでは皆様、今年も宜しくお願い申し上げます。