10/29/2011

企業の不正

先日のオリンパスの問題について、ネット上の情報を拾って少しまとめてみます。

多くの人が知るとおり、オリンパス株は急落しました。















出所:Bloomberg


そろそろ反発が来るのではと思うのですが、ウッドフォード氏の動き次第で、更なる下落の可能性もあります。新聞をはじめ、多くのメディア媒体でも情報が非常に込み入っているため、なかなかどういう事件なのか整理がついていない人も多いんじゃないかと思います。

そこで、今回の一件の核心部分について少しまとめてみます。

①:ウッドフォード氏が来日し、オリンパスの社長に就任。
②:早速財務状況チェックすると、M&Aでの巨額損失を発見。
③:買収に700億をかけ翌年損失計上処理、ファイナンシャルアドバイザーに法外な手数料の支払い等について、投資家に公表していないことを知る。
④:ウッドフォード氏は不正だと知り、現会長の菊川氏の辞任を要求。
⑤:取締役会により干され、ウッドフォード氏が逆に解任させられる。
⑥:ウッドフォード氏が内部告発。
⑦:オリンパス株の暴落。

ネットに散乱している情報をうまくまとめてみただけですが、真相は一体どうなっているのか、自ずと明るみになってくると思います。この問題については、国内よりも海外メディアのほうが注目しているようです。欧米の多くの海外のメディア媒体が取り上げています。

それにしても、100億円単位でお金を私的流用した大王製紙の井川意高氏や今回のオリンパスの経営陣には、果たしてどの程度の責任が問われるのかも注目です。

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